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CCPMで行われる挑戦的な見積もりに関する考察

CCPMの方法論の中で、タスクの時間見積もりの議論が良く行われている。
CCPMの教科書的には、「だいたい終わるだろうという通常の見積もり方法で時間を見積もって(80−90%の完了確率)、その時間を半分にすれば、統計的には五分五分で完了する時間見積もり(50%の完了確率)になる。」と紹介されている。

そこでは、「見積もりを半分にしなさい」とは必ずしも言っていない。

実際にCCPMを導入されている方にうかがうと、教科書通りにばっさり半分の方と、五分五分の時間見積もりを議論して導き出す方の大きく2通りに分かれる。
その中でも「ばっさり半分」は、日本では少数派といえる。

私は、特に導入初期には「ばっさり半分」を勧めている。
しかし、それを疑問視する方も多く、いつも説明に苦慮している。
今回もまた同じ説明を文書でしなければならない機会に恵まれたので、ついでにここにも掲示する。

概要は次のクラウドの通りである。
 
CCPMcloud1.bmp
 
 あえて解決策は入れてないが、この対立は解消できる。
  皆さんも考えてみては?
 
結果的には、どちらを選ぶも自由なのである。自分の思いこみを変えれば見える世界は変わる。
また、やってみて自分たちのやり方にあわなければ、違うやり方をやればよい。
唯一の正解はない。

 
一言アドバイスをするならば、時間見積もりをする前に、タスクの依存関係をしっかり確かめておき、各タスクに資源を割り当てた後に、時間見積もりをする場合は、ばっさり半分を使っても良い。
私の推奨する計画の順序は、
 依存関係図の作成→資源の割り当て→時間見積もり→クリティカルチェーンの識別→バッファーの配置
である。
それ以外の場合は、生兵法はけがの元である。


ただ、「ばっさり半分」については、批判をされることが多いので、その誤解は解いておきたいとは思う。
特に、実際に計画を行う人に対して、やり方を説明する際に、目的をきちんと説明できない方は、「ばっさり半分」を強要すると強烈な抵抗にあうので、ご注意を。

また、余談ではあるが「自分のやり方が一番正しいのだ!」という主張が、日本のTOCの世界では常にどこかで発生しており、それがまた、この業界の顧客からの信頼感を損なっていることを、われわれTOCに関わる人間は真摯に認識すべきである。

行動レベル(WANT)の対立は、クラウドで解消する。
それが真のTOCコンサルタントではないだろうか?


以上、少しでも誤解が解けたら幸いに思う。
また、ご意見ご感想ご批判などあれば、いただけたら幸いである。

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コメント (1)

ka2don [TypeKey Profile Page]:

ご意見いただきました!ありがとうございます。
転載させていただきます。

メールでいただいたご意見
> 私は、どっちにしろ正しい日数見積もりはできないので
> 半分にばっさりしてもいいし、議論してもいいし
> どっちでも状況に合わせて継続的改善すれば
> いいんじゃないの?と思っています。

私からの回答
ブログにも書いていますが、私もどっちでも良いです。
初期はばっさり、なれたら大して議論しなくても何となく決まるだろうと感じます。
どうしても白黒つけたい場合は、NBRを書いてみると、自分の状況であればどっちを選んだらよいかが判別できます。

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2007年11月06日 10:30に投稿されたエントリーのページです。

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