TOC思考プロセスでは、対立の背後にあるAssumption(思いこみ、仮説、仮定)を打破することで、問題となる対立のブレイクスルーを図る。
そのAssumptionをもとに、システムの方針(Policy)が決められ、さらにそれに従った、評価尺度(Measurement)が決められ、それらに従って、人間が行動(Behavior)が定まる。
システムの真の制約は、方針であることが多いが、その根源は間違ったAssumptionである。
このようなAssumptionの良い例が、”常識”である。
これまでの(業界の)常識を疑ってみること、そこから変革の糸口が見つかる。
この本では、科学そのものは仮説の上に成り立っていると説く。
ゴールドラット博士が物理学者であることと、この本の主張とTOCの考えの共通点とは、偶然ではなく必然なのだろう。
すべてはその状況に置ける常識や仮説の上に成り立っている。
時間や場所やその他もろもろが変われば、いま真実と思いこんでいることも真実でなくなるのかもしれない。
TOC思考プロセスでは、対立解消図を学ぶことで、Assumptionへのアプローチの仕方を学ぶ。
TOC思考プロセスがTOCを行う人だけではなく、思考のための基本的なスキルとして重要な役割を果たすことが、理解できる。
現在、諸外国では、TOC思考プロセスを教育分野に利用しようという取り組みも始まっている。
この本を読んで、その取り組みの有効性を、一層強く認識した。
良書です、ご一読をおすすめします。
コメント (2)
TB、ありがとうございます!
TOC思考プロセスは存じ上げませんでしたが、本を探して読んでみたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿者: 竹内薫 | 2006年03月26日 19:53
日時: 2006年03月26日 19:53
竹内様、コメントありがとうございます。
著者様自らコメントいただけるなんて感激です(;;)
これからも科学の楽しさを伝えてください。
私も(技術士という)科学技術に携わる立場におりますので、これからも応援させていただきたいと思います。
まずはコメントの御礼まで。
投稿者: ka2don | 2006年03月26日 20:31
日時: 2006年03月26日 20:31